【ポケモン剣盾 S23】古き良きオーガサンダナット@砂【最高665位/最高レート1874】
はじめに
こんにちは、今回初めて構築記事を書かせていただく坂と自転車です。
S23お疲れさまでした。私は最終的にかなりレートを溶かしてしまったのですが、今期初めて最高レートが最終三桁相当に到達したため嬉しさのあまり勢いでこの記事を書いています。
「なんだよ最終順位が三桁じゃねえのかよ」や「いちいち文章量が多いよ」と思う方もいらっしゃると思いますが、読み飛ばしながらでもどうか最後まで読んでいただけると幸いです。
youtubeで動画投稿と配信もしているのでそちらも見ていただけると幸いです!!!!!!!!!!
https://www.youtube.com/channel/UCrk63IEnle_7QxvigZis8Hg/about
レンタルパーティ
構築経緯
1. 軸となる禁伝決め
普段あまり環境トップを使うことはないのですが、せっかくの禁伝ありダイマ無しルールも今月で終わりだから一回ちゃんと構築を組んでみようと思い環境トップの禁伝を眺めていたところ、カイオーガが一番強みが明確であり相手が用意している対策もわかりやすいと感じたのでカイオーガを軸としました。
2.軸を補完する2匹を決める
個人的にナットレイを非常に気に入って普段から使っていたことと、散々強いといわれている静電気サンダーを使ってみたかったということもあり、やはり昔から言われているカイオーガサンダーナットレイの並びから使ってみようと思い使ってみたら想像以上に強く使いやすかったためこの二匹を確定としました。
3.さらにパーティ全体を補完する他の三匹を決める
カイオーガ軸はウオノラゴンがきついという前情報があったため汎用性を残しながら相手のウオノラゴンに対応できるようにまずガブリアスを採用しました。
次に、こちらの持ち物に関係なくカイオーガの上をとれるスカーフガラルヒヒダルマやゴリランダーが初手に来た時に崩壊しないように雨との相性もいいハッサムを採用しました。
そしてカイオーガを使っているとどうしても読み合いの末サイクル戦になることが多いため雨が切れてしまうことと個人的に黒バドレックスとムゲンダイナへの勝率が低かったことから、天候を上書きすることができて黒バドレックスとムゲンダイナに強いバンギラスを採用しました。
バンギラスの枠には元々スカーフ悪ウーラオスを採用していましたが、先述した天候の問題と襷黒バドに勝てないこと、ムゲンダイナの型によっては負けてしまうことなどがあったため、より安定するバンギラスへと変更しました。
コンセプト
・露骨なカイオーガ受けポケモンへの交代際に冷凍ビームを当てる
個体解説
カイオーガ@こだわり眼鏡
特性: 雨降らし
性格: 控え目
数値: 175-x-111(4)-222(252)-160-142(252)
技構成: 潮吹き/熱湯/冷凍ビーム/雷
今回のパーティコンセプトであり圧倒的エース、命中不安がないのも非常に好感が持てます。現在ではスカーフ以外にも持ち物が採用されていますが、やはり一番スカーフが採用されるので相手の選出が非常に読みやすかったです。
サンダーの流行がHBなこともあって意外と準速でも上を取っていることが多く、強気に技を押していくことができました。冷凍ビームの火力も十分で、受けだしで出てきたH振り残飯トリトドンにあくびさせる余裕を与えずにそのまま冷凍ビームを連打していくことができました。
またカイオーガは意外と耐久があるので、体力が削れても自分より遅い相手になら十分圧力をかけていけるためサイクルに組み込めたり対面で無理やり突っ張ったりという動きができるのが眼鏡カイオーガの強みであると感じています。
しかし、やはりスカーフではないので素早さが足りないのは事実であること、またパーティ全体でカイオーガをメタっている場合には選出することができないことなどの弱点がありました。
技構成は潮吹き、冷凍ビーム、雷は確定。熱湯でもASザシアン程度なら確定一発取れるので火力は十分ですが、やけどを一度も引けずなんか損してる感が強かったので波乗りなどでもいいと思います。
選出率1位
サンダー@ゴツゴツメット
特性: 静電気
性格: 図太い
数値: 197(252)-x-150(252)-145-111(4)-120
技構成:放電/暴風/羽休め/電磁波
言わずと知れた最強モンスターであり確率の王。構築に組み込むことが決定したとき「ついに自分にもこのポケモンを使う日が来たのか...」という複雑な気持ちになりました。基本選出の一員で、多くの物理ポケモンに後投げするため少しでも耐久を上げられるようにHBぶっぱ。耐性が優秀なのでごまかせていますが素の数値は結構かつかつなので等倍に受け出すときは気を付けましょう。技構成、調整ともに特筆すべきことはなく、強いて言うなれば電磁波を入れることで眼鏡カイオーガのためのS操作が可能なこととエースバーンを安定して受けることができるということくらいです。
最初は羽休めの枠を蜻蛉返りで運用していましたが、結局蜻蛉を打つ場面は素引きすればいいという結論に至り羽休めを採用しました。
地面の一貫を切れること、草技や格闘技など多くのタイプを半減で受けられること、そもそもパーティにいるだけで相手が接触技を押すたびに胃にダメージを受けることなど非常に役割が多い子で使用率の高さも納得でした。
暴風は極力使いませんでしたが一度ザシアンを麻痺混乱で突破してしまったときに私は穢れてしまいました。運勝ちを一度もしたことがない人だけが私に石を投げてください。
選出率3位
ナットレイ@ヨプのみ
特性: 鉄の棘
性格: 呑気
数値: 181(252)-114-201(252)-74-137(4)-28
技構成:宿り木の種/ジャイロボール/鉄壁/ボディプレス
こちらも言わずと知れた最強ポケモンパート2。基本選出の一員で主にザシアン入りに投げる物理受けとして想定していたのでHBぶっぱで採用しました。今回ヨプのみ鉄壁ボディプレスで採用している理由としてはザシアンへの安定感アップ、ゼルネアスの+2気合球を耐えることができる、相手のナットレイに強くなる、純粋な物理ポケモンへの対応力が上がる、交代読みをするときに宿り木連打のほかに明確にやることがあるなどが挙げられます。相手の選出がインファ持ちザシアン+トリトドン+ランドロスなどの場合トリトドンやランドロスの前で鉄壁を積んだ瞬間に降参されることもあったため積ませ性能もあると思います。
草技があったほうが水無効ポケモンたちに強く出れるかとも思いましたがそもそも警戒されるうえに鉄壁ボディプレスで十分な火力がでることと、鉄壁を見せることで相手に草技への警戒を薄れさせその後のサイクル戦で釣り交換を考慮せず素直にカイオーガに投げてきてくれるようになり、冷凍ビームチャンスが巡ってくることが多かったのでこの技構成で特に困ることはありませんでした。
宿り木外しと最遅じゃないのはご愛嬌ということで。
選出率2位
ガブリアス@気合の襷
特性: 鮫肌
性格: 陽気
数値: 183-182(252)-116(4)-x-105-169(252)
かつてのレートの守り神。高い対面性能と岩石封じによるS操作が非常に強力で、対面からウオノラゴンにも勝てて鮫肌込みでザシアンと引き分けられるという神ポケ。上記の2匹に強く出たかったのでASぶっぱで採用しています。ステルスロックはカイオーガの補助になるかなと思いましたがカイオーガのSが足りていない都合上あまり活きることがなかったので剣の舞などに変更しても良いと思います。スケイルショットは非常に強い技なので何度2発で止まろうと技を外そうと絶対に採用しましょう。
ザシアンの氷の牙で凍ったり熱湯で焼けたりスケイルショットが2発で止まったりしても十分強かったので、日ごろの行いが良い方が使えばもっと実力を発揮してくれると思います。
選出率4位
ハッサム@達人の帯
特性: テク二シャン
性格: 意地っ張り
数値: 173(220)-199(244)-125(36)-x-101(4)-86(4)
技構成: バレットパンチ/剣の舞/馬鹿力/ダブルウイング
A: +2バレパンでH振りザシアンに確定2発
+2馬鹿力でHBポリ2が高乱数一発
ダブルウイングで4振りウーラオスを確定一発
HD:臆病黒バドレックスアストラルビットを確定で耐え
HB:陽気鉢巻ウーラオスの暗黒強打を高乱数切り耐え
S21に構築記事を投稿されていたアズール様(Twitter→@AzuRhodanthe)の調整をそのまま使わせていただいております。調整内容はこちらでも記載しますが、詳しくはご本人様の構築記事を読んでいただいたほうがわかりやすいと思います。強者が調整しただけあって刺さるときには突き刺さり、出した時は十二分に活躍してくれました。H振りザシアンに+2バレパンで確定二発なのが非常に強力で、剣舞をした瞬間に勝ちが決まることもあり流石の一言でした。
ご本人様の構築記事URLです、ぜひご覧下さい。
選出率5位
バンギラス@突撃チョッキ
特性: 砂起こし
性格: 意地っ張り
数値: 206(248)-202(236)-130-102-121(4)-84(20)
技構成: 噛み砕く/地震/岩雪崩/大文字
最終日前日に黒バドとムゲンダイナ受けループにボコボコにされたため急遽育成して投入した対黒バド&受けルムゲンダイナ最終兵器両刀チョッキバンギ。
そしてC実数値をご覧になればわかると思いますが、両刀なのにまさかのC妥協個体。実数値は1しか変わらず仮想敵のムゲンダイナ軸に入りがちなHBエアームドや普通のHBナットレイに対してのダメージに変わりがなくどちらも余裕を持って確定2発だったためこのまま使用しています。
受けループを崩すため裏に少しでも圧をかけたいと思い意地っ張りHAにし、Sは同速意識で少し振っていますがこの子を採用してからバンギラスにマッチングすることはありませんでした。元々のS関係上ギルガルドなど60族の上から動けますが自信満々で出てきたギルガルドを上から倒せたことがあったので、バンギラス抜き調整を躱すことができた縁の下の力持ちだったかもしれません。
さすがにパワーがあり、通りのいい技を打っているだけで相手がゴリゴリ削れていくことと天候をリセットすることができるのでカイオーガの雨ターン調整を考えなくて良いことが強くかなり使用感はよかったです。ナット、ガブ、ハッサムと砂無効が多いのでカイオーガが絶望的に通っていないときにはなんちゃって砂パで選出することもありました。
選出率6位
全体の立ち回り
基本選出はカイオーガサンダーナットレイですが、一貫しているタイプが多いので相手のパーティによって柔軟に選出を変えましょう。
とにかくサイクルを回しながらカイオーガを有利対面で着地させることに全力を注いでください。
基本的に相手はスカーフの火力を想定して立ち回ってくるので、水半減で受けようとしているパーティには強気に眼鏡潮吹きを打っていいと思います。
カイオーガの個体解説でも言いましたが潮吹きではなく熱湯でも十分な火力が出ます。カイオーガの性質上受けだしで投げることが読まれずらいので、カイオーガが上を取っている相手に受けだしして熱湯を打つ動きも視野に入れて動きましょう。
また、陽気じゃれつくを高乱数で耐えるとはいえカイオーガはザシアンがかなりきついので他の2匹でうまく透かせるように選出を決めましょう。
苦手なポケモン
トリトドン:散々火力があると言ってきましたがやっぱりしんどいことには変わりない。ただ相手も自己再生を連打せねばならず欠伸をする暇がないので急所と乱数と氷まで考えると(スカーフカイオーガよりは気持ち的に)有利です。
万能傘HDハピナス:水無効でも半減でも何でもないのに潮吹きを耐えてくるやべーやつ。ただこれも卵産みを連打しなければならないので受け出されてから考えましょう。
ゴリランダー:素早さという概念の上に御座される霊長類の神様。交換読みで叩きを打たれても釣り交換をされても良いので裏に引きましょう。少しでもためらうと決め球のスライダーで討ち取られます。
ウオノラゴン:水4分の1で受けられた挙句に雨ウオノラゴンという怪物が誕生してしまいます。こうなるとナットレイでも厳しいので、ガブリアスの襷を大切に扱いましょう。
スカーフガラルヒヒダルマ:大体初手でとんぼ返りしてくるのでこちらもハッサムで圧をかけましょう。悠長に剣の舞をしているとたまに”漢”が決死の思いでフレアドライブ特攻を仕掛けてくるので相手が劇画タッチか見極める力が大切となってきます。おとなしくバレットパンチから入りましょう。
イベルタル:スカーフが警戒されているのであまり突っ込んでくることはありませんが、こちらが削れている時に突っ込まれると普通に負ける上に格闘技があるのでバンギラスをうかつに投げることもできません。慎重に動きましょう。無振りなら雨下熱湯でも75%で倒せるので打ち合うことも視野に入れましょう。
速いサンダー:絶望です。バンギラスが対処できますが、ボルトチェンジなどを絡められると非常に立ち回りが厳しいです。幸いにもS23にはアタッカーのサンダーが25%しかいないので素早くないことを祈りましょう。
襷メタモン:祈りましょう。願いましょう。神はあなたの日ごろの行いを見ておられます。自分が今までに積んだ徳を信じましょう。きたぞ、ポケモンどまんなか!
選出例
上述のきついポケモンが2体以上入っているザシアン構築→ハッサム+ガブリアスorナットレイorサンダー
黒バドレックス構築→バンギラス+カイオーガ+きついポケモンを受けられるポケモン(大体ハッサムかガブリアスになる)
イベルタル構築→カイオーガ+ガブリアス+バンギラス(気合球は躱すものとする)
おわりに
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